最近の読み聞かせ よかった絵本【5-6歳向け】
人生いろいろあるんだよ
ひとりの男の元に突然訪れた家族と呼べる暖かな存在。しかしその幸せな生活は長くは続かなくて…。
いもとようこさんの可愛らしい絵柄と裏腹に、深〜くて重〜い内容でした。自分ならばこんな状況ツラくて、しばらく立ち直れなさそうですが、この男はカラッとしてまた歩き出すのです。人生は何が起こるかわからない。いいことも悪いことも。だから面白い!ということを伝えられる一冊だと思います。
かたあしの母すずめは、何度も苦難に直面しながら、何度も立ち直って、ついには雛を育てる。「ぜつぼう」に負けない母すずめの強い姿を描いています。
片足の雀というタイトルだけで、ちょっと胸がざわついたのでチョイス。中身は幼児に読み聞かせするには少し文章が多いですが、十分に伝わる内容でした。絶望に打ちひしがれる姿や、雛たちを必死に守る母の怒りの表情に、食い入ってしまうこと間違いなしです。
語感が楽しい
栓抜きのような不思議な道具を使ってへそを取る、ごろべえのお話。調子に乗ってへそを取りまくっていたら、自分のへそまで取ってみたくなって…。
「くりんくりんのしゅぽっ」へそが取れる時の音はなんとも面白い。読む方としては、ちょっと読みにくいのですが、そこは練習かな。
素朴な絵柄も味わい深いです。
ある日、めちゃくちゃに口走った言葉「めっきらもっきら どおんどん」は不思議な世界を開く鍵になった。妖怪たちが現れて、遊ぼう遊ぼうとせがんでくる。
子供ってお化けとか、妖怪とか大好きですよね。
怖いけど、気になる存在なんでしょう。
子供にとっては、こういう体験が本当に起きているのかもしれませんね。
こちらの絵本も「めっきらもっきら どおんどん」の発音が楽しく、読む方もワクワクしますね。