登園しぶりに関するよくある世の中の意見
ワタシ:5歳で年中の娘が保育園にいくのをしぶります。
世の中:たいていの子供はそんなもんよ。その程度で母親が動揺してどうするの?
ワタシ:そう思って、ずーっと無理やり行かせてました。泣こうが喚こうが、仕方ないので登園させてました。
世の中:原因があるんじゃないの?
ワタシ:原因はハッキリしてるんです。お昼寝がイヤだそうです。
世の中:そうは言っても、みんな我慢してお昼寝してるんだから仕方ないよ。
ワタシ:そう思って、ずーっと無理やり行かせてました…。
世の中:そうそう、集団生活ってそういうもんだよ。
ワタシ:毎晩毎晩「明日は保育園休み?」「寝るのが嫌なの」と泣きながら繰り返し訴えてくるんです。
世の中:みんなそんなもんだって。そのうち慣れるよ。
ワタシ:そうなの?みんなそうなの?そこまでして登園させるべきなの?
世の中:だって休み癖がついたら、これから小学校・中学校と不登校になる可能性高いわよ。ダメ、絶対。
登園しぶりに関する保育園の先生の意見
ワタシ:先生、娘がお昼寝がいやで登園しぶりをするのですが…
先 生:眠れない様子はないです。すぐ寝ていますよ。
ワタシ:ぐぬぬ。(スヤスヤ寝てんじゃんか…)
先 生:みんな家でお母さんと居たいと思いますよ。可能であれば休んだり、お迎え時間を早めたりしてあげてください。
どうやら娘は昼寝を嫌がる割に、比較的すぐに睡魔に負けてしまうようです。気持ちは遊びたいけど、体は疲れているんですね。私なんて、お昼寝大歓迎なのに…おやすみ3秒ですよ。代わってあげたい。
先生は優しい雰囲気で、子供の気持ちを受け止めてあげて派のようです。無理やり登園させなくてもいいってことですね。
どうしたらいいかわからなくなって、本を読んでみた
冒頭でこのような投げかけから始まります。うん、まさにコレ!ここらへんの意見を知りたかった。本の序盤から中盤にかけては、様々な登園しぶり・登校しぶりに関するケースが紹介されています。単にお母さんと離れたくない、先生が怖い、友達にいじめられる等、本当によくあるパターンの事例です。
で、結局どうしたらいいの?
まずは、親の意識をドラスティックに改革せねばならないようです。
なんの疑いもなく、学校は行くものと思い込んでいるので、行きしぶる子どもを理解できず、力ずくで学校へ行かせようとします。
いやいや、だってそうですよ、保育園や幼稚園、ましてや学校なんて義務教育ですよ、行かなきゃマズイでしょ。自分だって、なんの疑いもなく通ってましたし、楽しかったし。
親は、百歩ゆずって学校に行かないことを容認しても、家を学校の教室のようにして勉強してほしいと望みます。
そうですよ、せめて家で身になる事をしてもらいたい。テレビだのゲームだのって、それはマズイんじゃないの?保育園(幼稚園)や学校行かないで家で楽しいことできちゃったら、もう保育園行かなくなっちゃうんじゃないかって思うんですよ。
それでも、この著者の内田さんは子どもの行きたくない気持ちを受け止めて、可能な限り家を安全な場所として確保してあげるように訴えています(家でダラダラもある程度容認する)。何度か休んだら、ずーっと休んでしまう訳ではないから大丈夫だと。
休むことを認めると、「休みぐせ」がつくと親も先生も心配しますが、事実はその逆なのです。子どもは親がわかってくれている安心の中で心が丈夫になり、困難に立ち向かって行く勇気を得られるのです。
ぐぬぬ、逆なのか。
でもそうだよね、学校行かなくても死にはしないけど、無理やり学校に行かせてたら、最悪の場合死んでしまうかもしれない。それくらい、子どもにはどうしても行けない理由があるってことを容認してあげなきゃいけない訳だ。
朝の修羅場に耐えかねて正社員をやめました
登園しぶりが始まったのは年中の春くらい。泣かれるのもつらいし、会社に遅刻しそうになるとイライラしちゃうし、有給もかなり消費しているので、なんとなく罪悪感が蓄積していました。そして「まあ会社辞めても死なないか」と思って辞めてしまいました。(在宅ワークへシフト)
そうしたらそうしたで、娘は甘えて「お昼寝の前に迎えに来て!」と訴えることが多くなりました。こっちはロクに仕事ができないな…と内心ダメージを受けますが、なるべく応えるようにしてます。
正直「この人は引きこもりになりそう…」と危惧したりもします。でも娘を信じてあげよう!そんな年中さんの秋です。