私、子どもに期待しすぎてる?
こんな本を読みました。
「ぐりとぐら」シリーズでお馴染みの中川利枝子さんの本です。
私は育児に不安になりがちな性格なので、時折このような本を読んでは、「そうだよね、大丈夫だよね」と安心させるようにしています。
この本も、冒頭から私を安心させてくれました。
子どもはみんな、問題児というのが私の持論です。
そうか、デフォルトが問題児だと思っておけばいいのか。
子どもが生まれてきた時は、生きてるだけでありがたかったのに、いつからか「もっとこうあってほしい」とハードルが上がってきてしまっている。
中川さんは、自分を含め、みんな問題児だったけど、大人になってまで問題児の人はそうそういないと述べている。まあ、確かにそう。私もしょーもないこと色々やってきたけど、なんとか社会人として生きているしね。
子どもとはたいがい、臭いものです。汗と日なたのにおい、おまけに汚い。ハナ、ナミダ、ヨダレ、ハナクソ、分泌物旺盛。何にでも触れるから手はべたべたで、ねとねと。それが子どもだと私は思うのです。
これは笑っちゃいました。ですよねー。娘もいつも口の周りに食べかすがついているし、頭もすぐ臭くなる。道端のものをすぐ拾うし、靴の裏をあえて触ったり…。「ばっちいよ!やめな」というワードを何回言ったことか。
という感じで、前半はほっとする内容だったのですが、後半になってくると、結構耳が痛い話になってきました。
4章の「本は子どもと一緒に読むもの」と、5章の「いいお母さんて、どんなお母さん?」のあたりです。
4章では中川さん自身絵本作家であることから、絵本を読むべし!としきりに訴えています。
くだらないものを読むのは、時間の無駄です
うぎゃー!。くだらない本以下の、くだらないYoutubeなどを見せちゃってる私はどうしたら良いのでしょうか!
しかし「くだらない」という判断て難しいですよね。大人からみると「くだらない!」と思うものでも、子どもにとってはすごく魅力的なものかもしれませんよね。明らかに低俗なものはいいとして、一律に「親目線のくだらないフィルター」をかけちゃっていいのか、悩んでいます。
子どもがドンとぶつかってきて、よろめくようではだめ
いやー、無理無理無理!
25キロが全力で向ってくるとき、思わず耐ショック姿勢をとってますが、何故かわざわざ肘とか膝とか入れようとしてくるので厄介です。「どこかで訓練受けました?」って聞きたいくらいです。
中川さんは、子育てには体力が必要と訴えていますが、正直体力に自信がないので「これじゃお母さんとしてダメかも…」とちょっと考えさせられます。
子どもが一番いやなのは、夫婦げんかです
我が家はケンカに発展することは少ないですが、私の実家に行くと、家族でよくケンカになってるんです…。子どもの前で本当にやめてほしい。娘が「ケンカはダメだよ!」って、仲裁するんですよ。もう、連れて行くのも嫌になってしまいます。
自分の家が安心できる場所である事。
これが子どもにとっていかに重要か。ですよね!
この本に安心感を求めたら、余計に不安になった
宮崎駿さんが帯のコメントで「この本こそ子育て中の新米ママの味方だと思いました」と言っているが、残念ながら私にとっては耳の痛い話の割合が多かったです。要は叱咤激励でしたね。
実は、佐々木正美さんの本を読んだ時にも同じような気持ちになりました。有名な「子どもへのまなざし」です。自分はなんと、佐々木さんの良しとするお母さん像からかけ離れているんだろうかと、ちょっと落ち込みました。この話は、別途備忘録を書きたいと思います。
今日はこの辺で〜。